※この記事は、私自身の体験と考察をもとに執筆し、読みやすさ向上のためAIを「編集者」として活用しています。
こんにちは、アラフォー主夫のなおです。元地方公務員18年 → 1年前に退職 → 主夫兼フリーランス見習い。趣味でAIをいじり始めたところ想像以上に面白く、「多忙な妻(教員)の残業を少しでも減らしたい!」という思いから、AIを活用したサポート方法を模索中です。プログラミングの知識ほぼなし、ITリテラシーは人並み。初心者目線から、妻と一緒に試行錯誤している実体験をお届けします。
今回は、AIを使って図工の授業計画案を10分で仕上げた事例をご紹介します。
再現性を意識して書きましたので、ぜひ最後まで読んでみてください!
📋 この記事でわかること
- AIで授業計画案を作る具体的な手順(今すぐ真似できます)
- 実際に使ったプロンプト全文(コピペOK)
- 10分で完成した授業案の実際の中身
- GeminiとClaudeの使い分けポイント
そもそも妻はどんな人?
妻は教員歴10数年目で、今は市立の特別支援学校(知的な障害のある児童・生徒が通う学校)に勤めています。
今年度は学年主任と研修担当を兼任する中堅ポジション、慣れない仕事の連続で毎日バタバタしています。
最近はPC作業のウェイトが増えてきたので、「AIに任せられる仕事も多そうだな」と感じていました。
きっかけは一言の「お願い」
ある日、妻に「何か手伝えることない?」と聞いてみました。
すると妻から「じゃあ、特別支援学校の子ども向けに図工の授業案をつくったりできる?」とのリクエスト。
渡されたのは次の2点です。
- 「児童が主体的に取り組もうとする図画工作の授業づくり」といった授業テーマの資料
- 小学校で使われている図工の教科書数冊
「OK!」と引き受けたものの、さてどうやってAIに読み込ませようか…と少し考えました。
準備:教科書をスマホで撮影
最初はプリンターのスキャン機能を使おうかと思いましたが、1枚ずつスキャンするのはかなり面倒くさそう…
そこで思い切って、スマホでパシャパシャ撮影することにしました!
💡 撮影のコツ
「きれいに撮ろうとしない」こと。字が読める程度であればOK。多少斜めになっていても、自分の影が映り込んでいても全く気にしません。
使えそうなページを一通り撮り終えたら、PCに転送して1つのフォルダにまとめます。
ここまでの所要時間は約30分。写真の枚数はなんと100枚近くになりました。
プロンプト:こう指示しました
フォルダの準備ができたら、あとはClaudeにプロンプト(指示)を出すだけです。
Claudeにはいくつかのモード(Chat・Cowork・Code)がありますが、今回はCoworkを選択。
Claudeのすごいのは、プログラミングやコーディングの知識がなくても、話し言葉で指示を出せるところです。もちろん僕も、プログラミング系の知識はほぼ皆無です。
入力したプロンプトはこちら↓
📋 使用プロンプト(コピペOK)
フォルダの中に図工の教科書の写真と、授業の方針を示した資料があります。
これらをもとに、特別支援学校小学部向けの授業計画案をつくってください。
シンプルですが、これで十分でした。
なお、フォルダのアドレスを入れると確実です。
プロンプトを送ると、すぐにCoworkが「thinking(考え中)」モードに入ります。
途中でいくつか質問が来たので、自分の方針を答えながら待ちます。
Coworkさんが頑張ってくれている間、僕は洗濯物を干していました(笑)
結果:10分でWord5ページの授業案が完成!
洗濯物を干し終えて戻ってきたら、Coworkの作業が終了していました。
成果物を確認してみると…
なんと、きれいに整理された授業計画案が完成していました!🎉
一から手作りすれば数時間〜かかる資料が、AIを使えば約10分でできあがりました。
- 形式:Word(.docx)
- ページ数:約5ページ
- 内容:絵の具を使った図工の授業案(活動の流れ・準備物・支援のポイントなど)
仕事に出かけていた妻にLINEで送ったところ、「すごー!とにかくすごい!ありがとう!」との返信が(笑)
実際の授業案、こんな感じでした
「本当に使えるクオリティなの?」と思った方のために、実際の中身を少し紹介します。
単元名は「えのぐであそぼう ~わたしだけのいろのせかい~」。全3時間の単元です。
| 時間 | 活動のねらい | 主な学習活動 |
|---|---|---|
| 第1時 | 絵の具に触れ、色をつくる楽しさに気づく | 好きな色を選んで画用紙に塗る・ローラーやスポンジを試す |
| 第2時 | 自分の思いをもって色や形を工夫する | 色を重ねたり混ぜたりして表現を加える |
| 第3時 | 作品を鑑賞し、振り返る | みんなで作品を見て回る鑑賞会・振り返りカード |
単元の目標も、学習指導要領の3観点に沿ってしっかり書かれていました。
- 知識・技能:絵の具の色が混ざると変化することを体験的に知る
- 思考・判断・表現:色の形や広がりを見て「面白い」「きれい」と感じたことを、さらに試しながら表現を広げようとする
- 主体的に学習に取り組む態度:「もっとこうしたい」という思いをもって活動に取り組もうとする
さらに驚いたのが、特別支援学校ならではの配慮がちゃんと盛り込まれていたこと。
| 障害特性 | 想定されるつまずき | 具体的な支援 |
|---|---|---|
| 言語理解が難しい | 活動の見通しがもてず混乱する | 写真や絵カードで「はじめ→なか→おわり」の3段階で示す |
| 感覚過敏(触覚) | 絵の具に触れることへの抵抗 | 手袋着用可・筆やローラーを必ず用意。無理強いしない |
| 注意持続が短い | 途中で活動から離れてしまう | タイマーで活動時間を視覚化し、「あと◯分」と見通しを伝える |
| 自分の表現への不安 | 「うまくできない」と取り組みを避ける | 「正解のない活動」であることを伝え、どんな色・形でも「すてき」と認める |
この表を見たとき、正直「AIってここまでやるの?」と驚きました。
ちなみに僕自身は教員ではないですが、過去に近い領域の部署にいたことがあるので、特別支援教育についてある程度の知識はあります。それでも「よく書けてるな」と感じるクオリティでした。
さらに追加リクエストにも対応
妻のリクエストに応えて、その後も追加で作成しました。
- 粘土を使った授業案
- カラフルモールを使った授業案
どちらも大喜びしてもらえました!
最初に教科書を100枚近く読み込んでおいたので、テーマに合わせた授業案をその都度出力してくれてとても便利です。
正直なところ:限界もある
もちろん、出てきたものをそのまま使えるわけではありません。
実際の子どもたちの様子は、現場の先生にしかわかりません。
この授業案を「完成品」として使うのではなく、叩き台として先生が肉付けしていくという使い方が正解でしょう。
あとで妻が内容を確認して修正する必要があります。AIはあくまで「下書きをつくる役割」。最終的な判断と調整は人間がやる、というスタンスが大事だと思います。
他のAIとの比較:Geminiには意外な弱点が
同じことを他のAIでもやってみようと、チャット型AIの定番Geminiで試してみたら…
「一度に添付できるファイルは最大10個まで」という制限があることを知りました(2026年4月時点)。
今回は100枚近くの写真を使ったので、Geminiだと何度かに分けて送る必要があり、かなり手間がかかります。
📌 Claude vs Gemini 使い分けポイント
- ファイルが多い(10個超) → Claudeが最適
- ファイルが少ない(10個以内) → GeminiでもOK
まとめ:AIを「下書き役」として使う3つのコツ
今回の経験をまとめると、AIを上手に活用するポイントはこの3つです。
① 「できるかも?」と思ったらとりあえずAIに頼んでみる
Claudeは、PCでできる作業のほとんどはできると言われているので、無理かもと思ってもとりあえず聞いてみることが大事。
② 資料の準備は”雑”でいい
スキャンじゃなくてスマホ撮影でOK。完璧な画質より、スピード優先で進めましょう。
③ 出てきたものは「叩き台」として使う
AI任せにするのではなく、AIが作った下書きを人間がブラッシュアップするという流れで使うのがベスト。
短時間で労力をかけずに叩き台をつくれる、これがAI活用の最大の強みだと実感しました。
所要時間まとめ
| 作業 | 時間 |
|---|---|
| 教科書をスマホ撮影・PC転送 | 約30分 |
| AIへの指示〜完成まで | 約10分 |
| 合計 | 約40分 |
(通常、一から手作りする場合は数時間はかかる)
今回はAI活用の具体的な事例として、図工の授業計画案づくりをご紹介しました。
教員は本当に忙しい職業です。
PC作業をなるべくAIに任せて、空いた時間を子どもたちとの関わりに使えるような環境になっていくといいな、と思っています。
妻にも早く帰ってきてほしい!
次回は、他にもAIで時短できそうな教員業務をご紹介する予定です。
ぜひまた読みにきてください!



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