👤 筆者:元地方公務員、アラフォー主夫のなお(妻は教員、キャリア15年)
📖 はじめましての方へ:このブログの趣旨は こちらの初回記事 をどうぞ。
平日の午後2時。僕のパソコンの中では、AIが働いています。
指示を出したのは僕。でも、いま手を動かしているのはAIです。
じゃあその間、僕は何をしているかというと——キッチンで皿を洗っています。
僕は主夫兼フリーランス。
家事のかたわら、ブログの運営など、在宅のパソコン仕事をしています。
サボっているわけではありません。むしろ逆で、いろいろ試した末にたどり着いた、いちばん効率のいい働き方がこれでした。
今日は、主夫の僕が見つけた「AIの待ち時間に家事」という小さな発見の話をさせてください。
📋 この記事でわかること
- チャット型AIとエージェント型AIの「待ち時間」の違い
- 仕事と家事が本当に並行できる理由(AIがもう1人の働き手になるから)
- 家事の「5〜15分の塊」とAIの作業時間が妙に合う話
- AIに任せて席を外しても、不安にならない理由
「AIの待ち時間」って何?

ChatGPTに質問すると、答えは数秒で返ってきますよね。
あれはあれで便利なのですが、会話のキャッチボールなので、画面の前から離れられません。
一方、最近のAIには「エージェント型」と呼ばれるタイプがあります。
エージェント型AIとは:「この作業をやっておいて」と指示すると、数分〜数十分、自律的に作業を進めてくれるタイプのAIのこと。僕が使っているのはClaude Code(クロード・コード)というツールですが、各社から同じタイプのものが出てきています。
たとえば「ブログの全記事をチェックして、修正が必要なところを洗い出して」と頼むと、AIはひとりで調べ始めます。
そして僕には、何もすることがない時間が生まれます。だいたい5分から15分、長いときは数十分。
今回は、この「待ち時間」をどうするか、という話です。
最初は、この時間をムダにしていました
正直に言うと、最初は画面をぼーっと眺めていました。
AIの作業ログが流れていくのを見ているのは、ちょっと楽しいんです(最初だけ)。
そのうちスマホに手が伸びて、気づけばSNSを15分。
働いているのはAIだけ、という状態です😅
5分や10分って、何かを始めるには短くて、何もしないには長いんですよね。
この中途半端な時間をどう使えばいいのか、しばらくモヤモヤしていました。
ある日、皿を洗ってみた

ある日、AIに作業を投げたあと、ふと流しの洗い物が気になりました。
どうせ待つなら、と皿を洗って戻ってきたら——AIの作業が終わっていて、皿もきれいになっていた。
あれ? いま、仕事と家事が同時に進んでいたぞ?
これが発見の瞬間でした。
なぜ両立するのか——人手が1人分、増えるから
パソコン作業と家事って、本来は同時にできない組み合わせです。
どちらも自分の体が必要だから。体は1つしかないので、これまでは順番にやるしかありませんでした。
ところがエージェント型AIは、仕事の「手を動かす部分」を代わりにやってくれます。
つまり、人手が1人分、増えたようなものなんです。
❌ これまで
仕事も家事も、僕の体がやる
→ 体は1つ。順番にこなすしかない
⭕ AIに任せる
仕事はAIが、家事は僕が
→ 働き手が2人。同時に進む
これは、いわゆる「ながら作業」とも違います。
YouTubeを聞きながら皿を洗うような”ながら”は、1人の人間が2つを掛け持ちする話。
いまキッチンで起きているのは、掛け持ちではなく分担です。
仕事はAIが進めている。家事は僕が進めている。
働き手が2人いるから、どちらも止まらないんです。
家事は「5〜15分の塊」でできている

この働き方を続けてみて、気づいたことがあります。
仕事に戻るタイミングを、時計を見ながら決めなくていい。
作業が終わると通知音は鳴ります。正直、水音や家事の物音で気づかないことも多いんですが、それでいいんです。
家事をひとつ終えて戻れば、だいたいAIも終わっている。そのくらいのゆるい同期で、ちゃんと回ります。
しかも都合のいいことに、家事って「1個5〜15分の塊」が多いんですよね。
皿洗い。洗濯物を干す。風呂掃除。トイレ掃除。
AIの作業時間と、妙にサイズが合うんです。
もっと長い待ち時間もあります。画像をまとめて何枚も生成させるときなどは、数十分コース。
そういうときは、思い切って買い物に出かけてしまいます。
慣れてくると、「この作業なら10分くらい」「これは30分かかるな」と、AIの作業時間がなんとなく読めるようになってきます。
そうなるともう、待ち時間のサイズに合わせて用事を選ぶのが、どんどんうまくなっていく。
それと、待ち時間にやるのは家事だけではありません。僕は合間に、腰痛予防のストレッチもしています。
デスクワークはどうしても座りっぱなしになるので、強制的に立ち上がるきっかけとしても、この待ち時間はちょうどいいんです。
📝 7月のある日の実録(午前中)
- ブログ記事をひとつ公開して、過去記事34本の総点検をAIに依頼 → その間に皿洗い
- 点検結果を確認して、修正を指示 → その間に洗濯物を干す
- 次の記事の資料調査をAIに依頼 → その間に風呂掃除
- お昼の時点で、仕事はひと山越えて、家事の「残り」もほぼゼロ
昼ごはんの前に仕事も家事もだいたい終わっている、この感覚。
チャット型AIだけを使っていた頃には、なかったものです。
「席を外して不安じゃないの?」——僕の答え
とはいえ、「AIに任せっぱなしで買い物まで行くなんて、不安じゃないの?」と思う方もいるはずです。
わかります。僕も最初のうちは、画面を見ていないと落ち着きませんでした。
でもしばらく使ってみて、考えが変わりました。
🔧 僕が安心して席を外せる理由
① 勝手に「公開」されない仕組みになっている
AIが自分の判断でブログを公開したり、お金を動かしたりすることはありません。そういう操作は、最後に僕が指示して初めて実行されます。
② 思わぬ方向に進んでいても、やり直せる
戻ってみたら「思ってたのと違う…」ということも、たまにあります。
でも、やり直してもらうだけ。失敗のコストが低いんです。
③ だから、途中の確認は省略
僕が使っているClaude Codeには「許可をバイパス」という、途中の細かい許可確認を省略する設定があります。①②があるから、これをオンにして安心して席を外せるわけです。
慣れないうちは、戻ったときに結果をひと通り確認してから次へ進む——それくらいの距離感で十分だと思います。
「取り返しのつかない操作は、最後に自分がやる」。仕組みとしてそうなっていると腑に落ちてからは、待ち時間は完全に自由時間になりました。
まとめ——家事が、仕事の敵じゃなくなった
主夫としていちばんうれしかったのは、時短の効果そのものより、家事が仕事の邪魔者ではなくなったことかもしれません。
以前は「作業が乗ってきたところなのに、洗い物が…」と、家事は集中の中断でした。
いまは逆です。AIが働いている間の皿洗いは、頭の休憩にもなっていて、手を動かしているうちに次の指示の内容が整理されていたりします。
そしてこれは、たぶん主夫だけの話ではありません。
先生の仕事にも、これから「AIに任せて、待つ」型の作業が少しずつ増えていくはずです。
資料のたたき台ができるのを待つ間に、お茶を1杯飲む。アンケートの集計が走っている間に、教室の窓を開けて深呼吸する。
待ち時間に何をするかは、自由です。家事でも、ストレッチでも、ただの休憩でも。
AIの本当の価値は「作業が速く終わること」よりも、待っている間に、人間の時間が戻ってくることなのかもしれません。
このシリーズでは、主夫の僕がエージェントAIと暮らすなかで見つけた「時間の話」を、これからも書いていこうと思います。


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